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【MFA健康コラムVol.65】ストレスに向き合ってみる その2

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MFAオフィシャル健康コラム

【MFA健康コラムVol.65】ストレスに向き合ってみる その2

昨年同様、夏に感染が拡大するコロナであるが、皆さまはいかがお過ごしだろうか。

日頃のストレス解消にと、ゆっくりとお盆休みを過ごされた方も多いのではないだろうか。

 

今回は、ストレス反応の恩恵と、マインドフルネス瞑想について話をしたいと思う。

 

 

 

【ストレス反応の恩恵】

 

脳の構造自体は、昔と今ではたいして変わらない。

その意味で、ストレスは生物が生存確率を高めるために発達した機能、とも言えよう。

ストレス反応のおかげで、我々が処理する情報の学習や記憶化が促進され、それ以後の反応速度を高める。そして根拠のない違和感を感じるなどの直感力にも作用し、それが生存確率を高めることに繋がっていくのだ。

つまり、それがストレス反応の恩恵というわけである。

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様々なストレッサーが混在する昨今において、私たちはその「ストレスを感じている状態」に気づくことではじめて、ストレスを認識することができる。

ではなぜ、ストレスに気づくことが重要なのか。

 

例えば、ストレスはないと言い続けている人の方が、うつ病になりやすい傾向がある。つまりストレッサーによる心身の変調に、気づいていない状態である。

ストレスを受けていたとしても、その変化に気づけていないので、どのように対処行動すれば良いかが分からないのである。

少しでも心身の変調に気づくことができれば、「いつも通りではない自分」を認識してリフレッシュに時間を割くこともできるし、他人に相談することもできるかもしれない。

 

 

 

【マインドフルネス瞑想とは】

 

この変化に気づけるかどうかを左右する行いの一つに、マインドフルネスが該当する。

マインドフルネスの実践で養われる「今ここ」の認識は、情報が溢れすぎている世の中において自分ではない外側にばかり注意が向いてしまい、自身の変化に気づきにくくなってしまっている人が、ストレスと上手く付き合うために必要な認識である。

 

マインドフルネス瞑想の基本は、呼吸を意識することだ。呼吸を意識することで、副交感神経を活性化させ自律神経のバランスを取るのだ。ただただ自分が行っている呼吸を見つめて意識的に行うことで瞑想となり、「今ここ」の感覚を得ることに繋がる。

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では、マインドフルネス瞑想はどのように作用するのか。

まず、自分の思考に対して気づきを得ることができる。それによってストレッサーに反応している自分にいち早く気づけるようになり、ストレッサーから距離を取ることができるようになるのだ。

同時に、他人の感情に対してもより気づきを得ることができ、周囲との対立を減らすことができる。

対人関係はストレスの主な要因であるため、それが減るだけでずいぶんと心穏やかに過ごすことができるのではないだろうか。

また集中力や記憶力が高まり、仕事や勉強の効率が上がるなど良いパフォーマンスを発揮することができるようになるのだ。

 

 

マインドフルネス瞑想以外にも、自身のコンディションの指標をルーティンとしても持つことや、体と心の状態を第3者に委ねる機会などを作ることも、自身の変化に気づける一助となり得るだろう。

 

 

 

今まで通りではない日常の中において、その環境の変化が人に及ぼす影響は大きい。

心身のコンディションを保つ意味でも、一度ストレスについて掘り下げてみる機会を作ってみてはいかがだろうか。

 

 

 

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