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【MFA健康コラムVol.90】体調の整え方 その1

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MFAオフィシャル健康コラム

【MFA健康コラムVol.90】体調の整え方 その1

朝夕は秋の気配を感じる今日この頃であるが、流行り病に加え、外気の乾燥による呼吸器系疾患が増えてきた。この記事をお読みの皆さんは普段からどのようにして”体調を整えて”いるだろうか。

今回の記事がその参考になれば幸いである。

取り組めることから実践していただきたい。

 

【文明病】

 

人間の進化の過程で”昔はなかったが今はあるもの”と聞けば、何をイメージするだろうか?

文明の発達により”出来なかったことが出来る”ようになり、”なかったものが発明される”過程で、人間は適応しようにも適応できない状態になっている。例えば、肥満や鬱、そして集中力においても大きな影響を受けるまでになってきている現代。

しかし、それらの文明病も時代の変化だからどうにもできないと決めつけるのは時期尚早である。

昔はなかったが今はあるものとして大規模な、そして数多くのデータが次々と出てきている。

そのデータをもとに、”体調を整える”方法を下記にいくつか紹介したい。

 

 

 

【古代と現代のミスマッチ】

 

進化の過程で文明の発達はしてきたものの、人間の体は今も昔も大きく変わったことはない。

そのミスマッチが文明病を引き起こしている(体調を崩す)としたら、具体的にはどのようなことが要因なのだろうか。

ハーバード大学の古代人類学者のダニエル・リーバーマン氏が提唱しているフレームワークが役に立つ。

リーバーマン氏は、古代と現代のミスマッチが起きるパターンを3つの枠組みで捉え説明している。

 

『多すぎる』・・・古代にはなかったものが、現在では豊富すぎる。

         (カロリー、アルコール、人口密度、衛生設備、満腹感など)

 

『少なすぎる』・・・古代には豊富だったものが、現在では少なすぎる。

          (有酸素運動、筋肉を使う運動、ビタミンミネラル、食物繊維、睡眠、他人への貢献、自然との触れ合いなど)

 

『新しすぎる』・・・古代には存在していなかったが、近代になって現れた。

          (加工食品、人工照明、慢性的なストレス、孤独、抗生物質など)

 

 

 

おそらく、上記を読むだけで納得できる部分があるのではないだろうか?

このフレームワークだけでも、自身の生活に照らし合わせ、取り組めることのリストアップをする一助になることだろう。

 

次回は、項目の幾つかをピックアップして、後述する。

 

 

参考文献

鈴木 佑,「最高の体調」,クロスメディア・パブリッシング,2018

デイヴ・アスプリー,「シリコンバレー式 超ライフハック」,ダイヤモンド社,2020

 

 

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