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【MFA健康コラムVol.2】ご存知ですか?全国ご当地体操。

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MFAオフィシャル健康コラム

【MFA健康コラムVol.2】ご存知ですか?全国ご当地体操。

◆◆MFA健康コラム Vol.2◆◆

 

ご存知ですか?全国ご当地体操。


前回のコラムでは「健康日本21」についてお伝えしましたが、
健康日本21あるいは市区町村の健康推進計画の策定をキッカケに、

具体的な健康づくりの取り組みとして、

全国各地の市区町村で、ご当地体操制作が始まりました。

 

今回はご当地体操の成り立ちと特徴について、ご紹介したいと思います。

 

■地域ならではの健康づくりが盛んに!全国ご当地体操実態調査を初実施
「全国ご当地体操」とは、健康寿命の延伸や生活の質の向上を目指すために、

各自治体が取り組んでいる地域色にあふれた体操です。

平成29年、健康に対する関心の高まりを受けて、

全自治体を対象に初めて「全国ご当地体操実態調査」が行われました。

その結果、ゆるキャラを使ったダンスなど、

約700もの体操が考案されていることが明らかになりました。

 

■全国ご当地体操実態調査について


・ご当地体操とは?
ご当地体操とは、各地の名所・旧跡、祭りや文化、方言などを取り入れたオリジナルの体操です。

地域住民の健康維持や、運動不足解消、生活習慣病予防、高齢者の転倒予防などを目的としています。

 

・成り立ち、取り組み
平成12年に厚生労働省が掲げた国民健康づくり対策「健康日本21」や、

市区町村の健康増進計画の策定をきっかけに、多くの市区町村がご当地体操を制作しました。

平成25年度からは、介護保険認定者の急増に備え、

高齢者のロコモ予防や介護予防を目的としたご当地体操が数多く制作されるようになりました。

 

・ご当地体操の特徴
7割以上の自治体が、ご当地らしさを意識し、

ネーミングや、曲・歌詞、振り付けなどに地域らしさを盛り込むことで、

参加者の一体感を盛り上げ、楽しく継続できるように配慮しています。

また、自治体の保健師や、理学療法士、健康運動指導士、大学教員など、

多くの運動指導の専門家や医療関係者が制作に関わっているのも特徴です。

 

・全国のご当地体操について

【全国ご当地体操数マップ(出典:公益財団法人 健康・体力づくり事業財団)】

 

上の図の通り、全国各地でご当地体操が広まっており、

取り組みを行っている自治体数は500以上にもなります。

青森県の「健康雪かき体操」や熊本県の「くまモン体操」など地域ならではのものばかりですが、

中でも成果を上げているご当地体操を2つご紹介します。

 

■各自治体で取り組まれているご当地体操をご紹介!

「ワンだふるはちくんダンス」
・地域情報
秋田県大館市/人口約7万/高齢化率37.7%(平成30年5月現在)

 

・体操の特徴
メタボ予防のために、秋田犬をモチーフにしたマスコットキャラクター「はちくん」を考案し、

市のPRソングに振り付けを加えた、アップテンポで若者向けの振り付けの有酸素性運動です。

市内の全保育園・幼稚園にダンスのDVDを配布し、

保育士と幼稚園教諭が園児と一緒に踊ることから普及をスタート。

平成29年度までに市内の小学校4年生以下全員がこのダンスを踊ることができるようになりました。

また、Youtubeでも情報を発信し、認知度を向上させています。

 

・今後の展望
曲と振付が若年層向けのため、メタボに該当する対象年齢に浸透していないのが問題点ですが、

中高年や介護を必要とする車いす利用者でも踊れるように新しいバージョンを考案しました。
また、8年後には18歳までの子どもたちが「ワンだふるはちくんダンス」の経験者となるので、全員で同ダンスを踊る楽しい成人式も夢ではありません!

 

「まつやま介護予防体操 ゆげゆげ体操」
・地域情報
愛媛県松山市/人口約51万/高齢化率27.0%(平成30年5月現在)

 

・体操の特徴
下肢の筋力やバランス能力の維持・向上、転ばない体づくりを目指した介護予防体操です。

松山市社会福祉協議会(以下、社協)と、

高齢者の健康体力づくりを研究している大学教員が協力して制作しました。

1番が松山城、2番が道後温泉、3番が瀬戸内の海を表現した歌詞に合わせて、

各部位の筋力アップやストレッチを取り入れています。

バランス力アップや、下肢の筋力アップの運動を繰り返すことで、

運動効果を上げるよう工夫されています。ちなみに、ネーミングの由来は、

道後温泉から立ち上る“湯気”をイメージして名付けられました。

 

・今後の展望
市内に200カ所以上ある「ふれあい・いきいきサロン」と「地域交流サロン」を中心に、

「ゆげゆげ体操」の指導や体験会が行われており、両サロンの登録者は約7,000名にも上りました。


今後は、高齢者だけでなく、福祉に関心のある若い人たちがキーパーソンとなり、

子どもたちや子育て世代にも「ゆげゆげ体操」の輪が広がっていくことが期待されます。

今回の調査で各自治体の体操や普及方法が共有されることで、

これからますます「ご当地体操」が広まり、健康づくりが活性化されそうですね。

 

その他の全国ご当地体操はコチラをご覧ください。
(公益財団法人 健康・体力づくり事業財団WEBサイト)

 

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