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【MFA健康コラムVol.40】ストレスの役割 その2

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MFAオフィシャル健康コラム

【MFA健康コラムVol.40】ストレスの役割 その2

前回は、悪者扱いされることの多いストレスにはどのような役割があるのかを説明し、避けて通る方が良いストレスについてお話した。

今回はストレスと向き合うための方法を幾つか紹介したい。

 

 

 

【ストレスと向き合うために】

 

生きる上で必要なストレス。

最後にそのストレスと向き合う方法をいくつかご紹介したい。

 

 

①「何かおかしい」に気付いてあげる

 

脳は、通常とは異なる状態になった時に「体の中が何かおかしい」というお知らせを出してくれる。

そのお知らせは、人間の生存のために働いている機能である。

自分の内側の反応とコミュニケーションを取れるようになることが大切である。

これは何もストレスに限ったことではなく、自分という枠から外に矢印を向けて、それによって発露する小さな感情に目を向けることでも良いだろう。

「空が青く綺麗だ」「空気が澄んで美味しい」など、外部環境に意識を向けることで、自分の感情に気づくことができるようになる。

 

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この積み重ねが、些細なストレス反応にも気付けるようになり、ストレスが過剰になったり、慢性化したりする前に対処が可能となるのである。

 

 

②モヤモヤを受け入れる

 

何か新しい学びをしている時はモヤモヤすることが多い。上手く行かなかったり、理解できなかったり、ストレスを感じることだろう。

 

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しかし、モヤモヤする感覚があるというのは、学習している証拠である。

「自分には向いていない」と興味を別のものにシフトさせるのではなく、それを成長の証と捉えて楽な気持ちで受け入れてみてはどうだろうか。

今までモヤモヤしている状態をストレスとしてラベリングしていたあなたが、学びや成長の証とラベリングするようになれば、多くの成長の可能性に出会い、学びが楽しくなっていくはずだ。

 

 

 

③心から抱きしめる

 

愛する存在を心から抱きしめると、愛情ホルモンと呼ばれる「オキシトシン」が分泌される。

心から愛する存在がいると、オキシトシンの量は増える。

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愛する人を再認識する、新たに作ることも、ストレスコントロールにとっては効果的である。

ストレスを抱えて、その原因が頭をチラつかせて、パートナーを愛することに集中できないことがあってはならない。ポイントは、ハグ1つとっても「してあげている」のではなく、集中して心を込めてすることである。

その時に自分の感情と内部感覚に集中することが、ストレスと向き合っていくために必要なこととなる。

 

 

 

 

ストレス1つとっても、様々な研究が行われ、今まで解明されなかったことが分かってきた。

しかし、頭で理解していることと実際に行動することには大きな違いがある。間違いなく、行動することのストレスの方が大きいだろう。

 

時代が変化している昨今においては、自分以外の環境から受けるストレスも大きいはずだ。

だからこそストレスとその役割を理解し、向き合っていく為に「第一歩となる行動」が必要になるのかもしれない。

その行動に繋げるきっかけになれば幸いである。

 

 

 

参考書籍

「スタンフォードのストレスを力に変える教科書」ケリー・マクゴナガル

「ブレインドリブン」青砥瑞人

 

 

【Vol.31】ストレスの向き合い方 その1

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【Vol.33】吐き出すことで起こる変化 その1

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