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【MFA健康コラムVOL.14】「平成30年度体力・運動能力調査」 調査結果による、高齢者の運動習慣と生活充実度

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MFAオフィシャル健康コラム

【MFA健康コラムVOL.14】「平成30年度体力・運動能力調査」 調査結果による、高齢者の運動習慣と生活充実度

【MFA健康コラムVOL.14】

「平成30年度体力・運動能力調査」

調査結果による、高齢者の運動習慣と生活充実度

 

昭和39年以来実施されている「体力・運動能力調査」は、国民の体力・運動能力の現状を明らかにし、体育やスポーツ活動の指導などに広く活用されています。

平成10年度には、新体力テストが導入され、平成最後の年となる平成30年度には新体力テスト導入から21回目の実施・調査が行われ、スポーツ庁より調査結果が発表されました。

 

今回のコラムでは、この調査結果をふまえ、高齢者の運動習慣、歩行能力、生活の充実度の関係性を探ってみました。

 

【調査の内容】
調査期間:平成30年5月~10月
6歳から79歳までの約64,000人を対象に行われた調査では、握力、持久走、ボール投げなどで構成される新体力テスト(平成10年に導入)が実施されました。
※64歳以上の方にはADL(日常生活活動テスト)を実施

 

【調査の結果】(平成10年度を100とした経年変化)
●青少年(12歳~19歳対象)
・新テスト導入開始以降、上昇を続けているという結果がでました。(図1)
・握力、立ち幅とび、ソフトボール投げの年次推移(青少年・男子)は、一部の年齢で低下がみられました。

(図2)

 

【図1.体力・運動能力および体力合計点の年次推移】(青少年・男子) 

 

【図2.ソフトボール投げの年次推移】(青少年・男子)  

 

達成意欲と運動習慣・体力に関する意識調査が新たに実施され、達成意欲が強い子供ほど、体力テストの合計点が高く、スポーツ実施率が高いことが分かりました。(男女とも)

 

●成人(20歳~64歳対象)
・若い世代(25歳~39歳)では、男女とも、総合点の低下が進んでおり、特に35~39歳の女子の体力がゆるやかな低下傾向である事が分かりました。
また、35~39歳の女子の体力年齢が実際の年齢(歴年齢)より高いという事も明らかになりました。

 

・55~59歳の男女ともに、体力年齢と実際の年齢(歴年齢)の分析では、歴年齢以下の割合が増加しています。(平成10年度 男子:51.3% 女子:55.% → 平成30年度 男子69.1% 女子:71.2%)

しかし、35~39歳の女子では、52.8%(平成10年度)から38.1%(平成30年度)に減少しています。

 

●成人・高齢者(65~79歳対象)
高齢者においては、総合点の上昇が継続しており、成人と高齢者に対して行われた「運動・スポーツのストレス解消の認識と運動習慣」についての意識調査では、日常的に運動・スポーツをしている人ほど、ストレス解消効果を感じている人が多いという事が分かりました。(図3、4)


運動・スポーツによるストレス解消効果は、男女年齢問わず90%から97%という高い結果が出ているものの、年代別の運動・スポーツ実施率の分類では、年代によって意識と行動に差があることも分かりました。

 

 

 

(図3、図4.運動・スポーツのストレス解消効果について「大いに感じる」「まあ感じる」と答えた者の割合と

運動・スポーツ実施状況が「週1日以上」と答えた者の割合(男子・女子))

 

 

高齢者の運動習慣と生活充実度について
65~79歳の高齢者においては、歩行に着目し、生活の充実度と歩行能力についての関連性が分析されました。

その結果、図5のグラフが表すように、生活の充実度に「充実している」「まあ充実している」と答えた高齢者は、6分間歩行の距離の数値が高くなっていることが見られました。

 

(図5.「生活の充実度」別 6分間歩行距離)

 

 

 

このように、高齢者の生活の充実度と歩行能力について、充実度が高いほど6分間歩行距離の数値が高く、運動・スポーツによるストレス解消の効果があるということが分かりました。

適度に運動をすることは、充実した生活を送れることに繋がります。できるだけ体を動かし、健康寿命を延ばしていきたいですね。

 

参考)スポーツ庁 ホームーページ 「調査結果の分析」

http://www.mext.go.jp/prev_sports/comp/b_menu/other/__icsFiles/afieldfile/2019/10/15/1421921_2.pdf

 

 

 

ご存知ですか?ADL(日常生活活動テスト)
ADL(日常生活活動テスト)は、65歳~79歳を対象とした新体力テストの実施項目です。
質問に答えて、スクリーニング項目及び総合得点から実施可能かどうかの判断材料として使用します。

以下では設問内容をご紹介します。

 

問1 休まないで、どれくらい歩けますか。
   1. 5~10分程度  2. 20~40分程度  3. 1時間以上

問2 休まないで、どれくらい走れますか。
   1. 走れない  2. 3~5分程度  3. 10分以上

問3 どれくらいの幅の溝だったら、とび越えられますか。
   1. できない  2. 30cm程度  3. 50cm程度

問4 階段をどのようにして昇りますか。
   1. 手すりや壁につかまらないと昇れない
   2. ゆっくりなら、手すりや壁につかまらずに昇れる
   3. サッサと楽に、手すりや壁につかまらずに昇れる

問5 正座の姿勢からどのようにして、立ち上がれますか。
   1. できない
   2. 手を床についてなら立ち上がれる
   3. 手を使わずに立ち上がれる

問6 目を開けて片足で、何秒くらい立っていられますか。
   1. できない  2. 10~20秒程度  3. 30秒以上

問7 バスや電車に乗ったとき、立っていられますか。
   1. 立っていられない
   2. 吊革や手すりにつかまれば立っていられる
   3. 発車や停車の時以外は何もつかまらずに立っていられる

問8 立ったままで、ズボンやスカートがはけますか。
   1. 座らないとできない
   2. 何かにつかまれば立ったままできる
   3. 何もつかまらないで立ったままできる

問9 シャツの前ボタンを、掛けたり外したりできますか。
   1. 両手でゆっくりとならできる
   2. 両手で素早くできる
   3. 片手でもできる

問10 布団の上げ下ろしができますか。
   1. できない
   2. 毛布や軽い布団ならできる
   3. 重い布団でも楽にできる

問11 どれくらいの重さの荷物なら、10m運べますか。
   1. できない  2. 5kg程度  3. 10kg程度

問12 仰向けに寝た姿勢から、手を使わないで、上体だけを起こせますか。
   1. できない  2. 1~2回程度  3. 3~4回以上

 

詳しくはPDFをご覧ください。

 

 

 

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>>ウォーキングトレーナー養成講習会について


■介護予防運動トレーナー養成講習会
介護予防の基本的知識(認知症・失禁・低栄養・行動科学・マネジメント等)や運動指導に必要な知識・技能(転倒予防・筋力向上トレーニング等)を身に付け、高齢者ができる限り、要介護状態になることなく、健康で生き生きとした老後生活を送れるように安全で効果的な運動プログラムを提供するとともに、高齢者一人ひとりの生きがいや自己実現のための取り組み、生活の質(QOL)の向上を支援するための資格取得を目指します。

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