健康ケアトレーナー、介護予防運動トレーナー、ウォーキングトレーナー、スチューデントトレーナーの資格取得。一般社団法人メディカル・フィットネス協会

メディカルチェックによる健康管理と、医学とスポーツ科学を統合した資格取得を目指せます。
MENU

【MFA健康コラムVOL.11】健康寿命をのばす国民運動

TOP > 【MFA健康コラムVOL.11】健康寿命をのばす国民運動

MFAオフィシャル健康コラム

【MFA健康コラムVOL.11】健康寿命をのばす国民運動

健康日本21・健康寿命をのばす国民運動

「スマート・ライフ・プロジェクト」について

 

健康日本21については、これまでのコラムでも様々な角度から取り上げて参りましたが、今回のコラムは、健康日本21・健康寿命をのばす国民運動「スマート・ライフ・プロジェクト」についてお伝えいたします。

 

スマート・ライフ・プロジェクトとは?

「健康寿命をのばしましょう」をスローガンに、国民全体が人生の最後まで元気に健康で楽しく毎日が送れることを目標とした厚生労働省の国民運動で、全国の4654団体(2019.2.21現在)が参画しています。

 

その健康づくりへのアプローチとしてあげられているのは4つのSmart(スマート)です。

Smart Walk「適度な運動」

Smart Eat「適切な食生活」

Smart Breath「禁煙」

Smart Check「健診・検診の受診」

 

この場合のスマートは「賢明な」「かしこい」という意味で使われています。

 

 

 

今回は、その中の「運動」と「食生活」についてスマート・ライフ・プロジェクトが私たちに提案している内容をチェックしてみましょう。

 

 

■テーマ(1)適度な運動

・女性が減少傾向、しかも若年層で低い運動習慣

 

平成29年の厚生労働省の調査では、運動習慣のある人の割合は男性で35.1%、女性で27.4%となっています。
この場合の運動習慣のある人とは、1回30分以上の運動を週2回以上行い、それを1年以上続けている人を指します。

 

さらに、運動経験のある人を年齢層別にみると、驚くような結果が。

なんと、20代で11.6%、30代で14.3%と、若い世代ほど低くなっているのです!すなわち20代の女性は、運動習慣がある人が10人に1人しかいないのが現状です。

 

 

出典:厚生労働省「平成29年国民健康・栄養調査結果の概要」

 

・みんなはどれだけ歩いているの?

 

それでは、厚生労働省も推奨する、もっとも手軽な身体活動の一つである「歩く」に絞って見ていきましょう。

厚労省の調査によると、歩数の1日平均値は男性6,846歩、女性5,867歩。
これは厚労省が設定した目標値から、男性は1,000歩以上、女性は1,500歩以上足りません。

歩数に関しては、年齢層で運動習慣ほどの大きなバラツキは見られません。すべての世代であと1,000~1,500歩のプラスを実践したいものですね。

 

 

■Smart Walkのすすめ

毎日10分の運動を習慣にすることが、健康寿命をのばすことにつながります。ハードな運動ではなく、ちょっと汗ばむくらいの軽めの運動で十分な効果が期待できます。

 

・10分間の早歩きがおすすめ

なにかと忙しく、特別に運動の時間をとることが難しい人は、たとえば通勤時の苦しくならない程度の早歩きがおすすめ。
それは立派な運動になります。早歩きが生活習慣病の予防に効果があることは、すでに科学的にも実証されています。通勤に限らず、日々の散歩やお買い物の際に早歩きをこころがけるのも「スマート」ですね。

 

 

 

■テーマ(2)適切な食生活

健康寿命をのばす国民運動であるスマート・ライフ・プロジェクトのもう一つのテーマは「適切な食生活」

 

日本人になじみの深い一汁三菜が基本で、
主食(ごはん、パンなどの炭水化物)、
主菜(魚、肉、卵、大豆を主な材料にしたたんぱく質や脂質を多く含むおかず)、
副菜(野菜、いも、海藻などを主な材料にしたビタミン、ミネラル、食物繊維などを多く含むおかず)

のバランスの良い食事です。

 

・食事をおいしく、バランスを考えて

主食・主菜・副菜は、健康な食事の基本要素。
さまざまな食品から、からだに必要な栄養素をバランスよくとるコツは、毎日の食事で主食・主菜・副菜を意識して組み合わせることです。毎日の食事を改めて見直してみたいですね。

 

■Smart Eatのすすめ

・減塩で健康生活

目標は現在の摂取量から−2g。
だし・柑橘類・香辛料などを使って、おいしく減塩を心掛けましょう。この機会に、食品の栄養表示をチェックする習慣をつけるのも「スマート」ですね。

 

・毎日野菜をプラス1皿

大人が1日に必要な野菜の摂取量は350g。
これは日本人の平均摂取量にもう1皿加えた量に相当します。料理で1品追加するのが難しければ、スーパーなどで買えるお惣菜を1品加えるのもアリです。

 

 

・牛乳・乳製品でヘルシーアップ

20代~30代の3人に1人が牛乳・乳製品をとっていません。カルシウムとたんぱく質がバランスよく含まれる牛乳・乳製品を積極的にとって、未来の健康も蓄えましょう!

 

 

 

今回は、厚生労働省の推進するスマート・ライフ・プロジェクトの4つのSmartのうちの運動と食事についてご紹介しました。


あと2つのスマート、Smart Breath(禁煙)、Smart Check(定期的な健診・検診)と合わせて生活にとり入れ、あなたらしいスマート・ライフを実践してみてはいかがでしょうか。

 

 

================================
メディカルチェックによる健康管理と、
医学とスポーツ科学を統合した資格取得を目指せます。

▼介護予防トレーナー▼
https://mfa.or.jp/kaigo/
▼ウォーキングトレーナー▼
https://mfa.or.jp/walking/

▼各講座日程▼
https://mfa.or.jp/calendar_apply/

 

 

メディカル・フィットネス協会は、

健康測定などの医学的及び体力的資料に基づく適切な身体活動を通した健康づくりに関する事業(メディカル・フィットネス)の活動をもって生活習慣病の予防と健康管理増進を図り、QOL(生活の質)の向上に寄与する事を目的としています。

 

一般社団法人 メディカル・フィットネス協会
〒532-0003 大阪府大阪市淀川区宮原1-2-9
TEL:06-6150-2322  FAX:06-6150-2323

一覧TOP

カテゴリー

アーカイブ

最新のお知らせ

2024.04.25
【MFA健康コラムVol.102】休むこ…
2024.04.05
【MFA健康コラムVol.101】休むこ…
2024.03.15
!NEW!【2024年度】各講習会・セミ…
2024.03.15
【MFA健康コラムVol.100】身体に…